逆子の鍼灸|安全に配慮した「回りやすい環境」づくり
妊娠後期に「骨盤位(逆子)」といわれた方へ。当院では、産科の方針を尊重しながら、鍼と灸(もぐさ)で自律神経・末梢循環・体のこわばりを整え、赤ちゃんが“回りやすい環境”を整えるケアを行います。鍼灸は一般に30週から始めることが推奨されるケースが多く、妊娠経過や主治医の指示に合わせて安全第一で進めます。
逆子(骨盤位)と基本の選択肢
- 逆子体操:最近では指導されることが少なくなっています。
- 寝る向き:睡眠習慣(姿勢)を変えることは容易ではなく、途中覚醒することが多くなり自律神経のバランスを崩すこともあるので注意が必要です。
- 鍼灸:足の小指側(至陰=BL67)近くの温熱刺激などで胎動の増加や頭位到達の改善に寄与しうるとする報告が多数あります。
当院のアプローチ(鍼灸+整体)
- 鍼:手足のツボを刺激して骨盤周囲・背部・下肢の過緊張を和らげ、血流と可動性を高める目的で軽刺激。
- 灸:至陰(足の第5趾外側爪角付近)などを中心に、短時間・低刺激で実施。セルフ灸の安全手順もお伝えします。
- 整体:姿勢を整えることで、腹腔(お腹の空間)が広がり、回りやすくなります。
施術の流れ
- カウンセリング:週数・エコー所見・主治医の方針・既往歴を確認。
- 評価:冷え・筋緊張・睡眠・ストレスなどの妨げ要因を把握。
- 施術:鍼灸灸(至陰ほか)+やさしい整体。セルフ灸の可否と手順を確認。
- ホームケア:1〜2週間のセルフ灸計画、体勢・就寝環境・軽い体操の提案。
- フォロー:胎動や体調の変化を記録し、産科受診と併走。
よくある質問(FAQ)
Q. いつから始めると良いですか?
A. 一般に30週から鍼灸開始が紹介されますが、週数・体調・既往で変わります。適否は主治医の指示と当院での安全確認のうえ決定します。
Q. 本当に回りますか?
A. 鍼灸の併用で頭位での出生が増える可能性を示す研究があります。必ず回転するわけではありませんが、25年以上逆子鍼灸を症例はたくさんあります。
Q. 自宅でもできますか?
A. はい。初回に位置・温度・時間の指導を行い、セルフ温灸をご案内します。
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